「バカボンのママはなぜ美人なのか」柴門ふみ著
肉の塊に引き続き、私は嫉妬の塊です。
隣の芝生は青く見える。無いものねだり。
常に人がうらやましく見える。
自分はいつも欠乏感。
あーなんとかして。
女は「幸せ」に嫉妬し、男は「成功」に嫉妬する。
女は「育ち」「容姿」「ブランドバッグ」「学歴」「男」「コミュニティ」、なにかにつけて人と比べて嫉妬。
あーわかるわかる。すべてあてはまります。
「相手が自分と同等、もしくは同等以下と思っていた人間が、この自分を差し置いて得をしてしまったり、幸せになってしまったときに嫉妬という感情が湧き上がってくる」
ふむふむ。
「自分と同等かそれ以下じゃないと気が済まない」
それそれ。
だから、相手を(自分より下に)落とそうと、
→必死に被害者ヅラしたり、
→相手が自分より抜きん出ないためにいい人ぶって「そのままでいいよ」と優しく言ったり
→不要に自分の幸せ自慢したり(いわゆるマウントというやつ?)
してるかもしれない。いやしてる。しかも無意識に。
こわっ。
「自分と同等かそれ以下じゃないと気が済まない」らしい。
だから嫉妬の対象となるのは美人な芸能人ではなく、プロアスリートでもなく、高学歴でもなく、自分と同じどんぐりの背比べができるレベル。
あぁ小さい争い。
●相手が自分より上でなくなったとき。
●嫉妬の対象が落ちぶれたとき
この2点にあてはまると嫉妬は消えるらしい。
なるほど。
だからといってそれを願ってまで、、、といい人ぶりたい自分がいる。
後半にそれぞれの嫉妬の解消法を書いてくれてんの。
でもなんか自分を無理矢理納得させて、自分ちの芝生も青いんだと思い込ませてるように感じてなかなか腑に落ちない。
〈容姿〉
生まれ持ったものへ抵抗するより美人は雰囲気で作られるから、顔がダメならファッションやメイク髪型を工夫しようってさ。
いーーーや!顔も雰囲気も欲しい!何しても映える土台が欲しい!センスも欲しい!
〈学歴〉
学歴よりも自分のしたいことを持ってる人がいい。
いーーーや!夢中になれるやりたいことがあって、なおかつ学歴も欲しい!
〈持ち物〉
ブランドバッグと同じようなバッグでもブランドかどうかで値段が10倍。一緒でしょ?自分が何が好きか知ろうってさ。
いーーーや!同じバッグならブランドバッグが欲しい!
だめだね。もう嫉妬にまみれてろって感じ。
嫉妬というかただの欲の塊じゃね?
いや、待って。
嫉妬なんかしない。羨望かしら。
妬むより羨むが勝つかも。
嫉妬:自分のところまで引きずりおろしたい=ネガティブ
羨望:相手と同じところまでたどりつきたい=ポジティブ
似て非なる感じ。
以前の私なら完全に嫉妬だけど、おかげさまで今は羨望のほうがピンとくる。
なんでもよく見えるしなんでも欲しい。
そこに追いつきたい。
欲の塊だわ。
バカボンのママは容姿端麗良妻賢母だけど、夫がバカボンのパパで息子がバカボン。
ママの幸せは「完璧」ではないというところに人の嫉妬が向かないという結論です。
バカボンのパパがイケメンでエリートだったらバカボンのママはたちまち嫉妬の嵐だろうと。
マンガにしてもCMにしても、美人妻にブサイク夫が万人受けの鉄則だそうです。
そして朗報。
50代にさしかかってくると、この嫉妬からかなり抜け出せて比べる要素がだんだん減ってくると言ってます。
はよこい!50!
どうか皆様、私が不要な嫉妬を抱かないために私と同等かそれ以下でいてください。
おわり。
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