私は肉の塊でした

アメトークの読書芸能でゾフィーの上田さんが紹介していた

「怒らないこと」アルボムッレ・スマナサーラ著

これ、上田さんのプレゼンがよかった。

他の芸人さんの紹介本もおもしろそうな本はあったけど、

上田さんの他数冊紹介していた本、どれも読みたくなるようなプレゼンだった。

要約すると、人はなぜ怒るのか。

怒るという行為がバカだし愚かだし、仏教を通してお釈迦様のエピソードを交えて、他者に怒っていると思っていることは、実は自分自身を傷つけてるし損してるよ、という内容の本です。

大きくうなずける部分もあった。

でも、それってどうなん…?という部分で、アンガーマネジメント講座を思い出したのです。

この本を読むと、あのアンガーマネジメント講座に抱いた疑問が多少解決されるというか、

疑問に思っていたこと自体が間違ってたんかなと思わされる。

私はわき上がる怒りの感情をどう対処するか、そもそもこの怒りの感情がわかないようにするにはどうしたらいいのか、という目的でアンガーマネジメント講座に参加したのだけど、

この本には、

「怒ること自体がバカだ」

「怒るやつは怒りの対象となってる奴に問題があるのではなく、怒っている自分自身に問題がある」

というふうだ。

そして、怒るような出来事が起きたわけではなく、ただ「何か出来事が起きた」という事象にすぎないらしい。

それでも怒りの感情がわいてしまった場合は、「今」自分は何を思っているか「今」の感情にフォーカスしたら怒りは消える、と。

いや、私はなくならんよ?

そうなるともう瞑想やん。瞑想もしてた時期あったわ。

瞑想はただ、「今」に集中。何か考えが浮かんでも一旦横において「今」の呼吸に集中。

ヨガかよ。インドかよ。ブッダはインド出身じゃん!

つながった!ははは。

「怒らないこと」はわかった。

でも勝手気ままに意地悪なこと言ってきたり迷惑かけてきたり自己中なやつどうする?

ほっとく。もうほっとこ。

正解!

仏教ではブラフマダンダ(聖なる罰)を与える、すなわち無視らしい。

無視しましょう。

「怒る人は負け犬です。知性のかけらもありません。たんなる怒りで動く肉の塊です」って。

爆笑!肉の塊!笑笑

怒りに勝つ感情は笑いだって。とにかく笑っとけって。

怒りの感情がわいたら、

「うわっ、やべー肉の塊と化してる」と思って笑い転げましょう。

感情的に怒ってるやつ、大声で罵倒してるやつ、ねちねちいつまでも怒ってるやつ全員バカ。

あ、私でした。

これからは日常でイラつく場面に出くわしても、「怒るやつバカ」を冷静に頭の中でリフレイン。

アンガーマネジメントでの教えはあながち間違ってなかったのかもしれない。

おわり。

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