数年前、台風で警報が出るくらいの大雨の日にアンガーマネジメント講座に参加したことがある。
特に仕事のストレスもあり、
「怒りの感情がコントロールでき、人間関係がよくなる」と謳っていた。
そりゃあ私みたいなタイプ、飛びつくよね。
怒りがなくなるなんて夢のよう。
いつも誰かに腹立ってたから。
何もされてなくても思い出しては腹立たせていたから。
大雨の影響もあって大渋滞。
大幅に遅刻し、会場に入ると参加者は私含め2名。
(警報が出ていたこともあり、他の参加者は欠席されていた。私も欠席すればよかったと大雨関係なくのちに思うことになる)
はじめに、怒る種類と程度の確認。
怒りに対しどれくらいの怒りか順番をつけ、1位の怒りは「相手を殺してやりたい」くらいまで。
自分の怒りがどれくらいの怒りかわかったところで
「では、1位の怒り(相手を殺してやりたい)は日常ではあまりないですよね。ほとんどの怒りはそれほどの怒りではないということ。なので怒りがわきあがったら、殺したくなるほどの怒りではないのだったら怒るほどのことではないと思いましょう。これで怒りがなくなります」
え???????
なに????
どうゆうこと????
殺してやりたいくらいの怒りでなければ怒りに値しないってこと???
だから怒るなって?
いやいやそれができひんから来てんねん。
てかそれ言い出したら、ありがたいことにそいつを殺してやりたいと思うほど怒ったことはない。
なので私の数々の怒りは、実は「怒ること」ではなかったのかもしれない…
「それくらい普段から怒るほどのことでない出来事に怒ってしんどいですよね。だから怒るほどのことでもないと思うと怒る必要がないでしょう?」
え???????
なに????
この人の言ってること理解できない。
いや、言ってることはわかるんだけど。
そんなことわかってる。
わざわざ大雨の中足を運んで参加費払って聞きたかったわけじゃない。
それ、わざわざ教えてもらうほどのことじゃないというか。
これがアンガーマネジメント?
もしかして私の解釈が違う?
本当のアンガーマネジメントって何?
すっごい「なにしに来たんだろう感」
もう1人の参加者も私と同じように視線が泳いでいた。
最近読んだ本
「怒らないこと」アルボムッレ・スマナサーラ著
この本を読んで、忘れていたアンガーマネジメントを思い出しました。
おわり。
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