岡田先生が紹介する本や映画はどれもおもしろそうなのだけど、まずは岡田先生の著書から。
「僕たちの洗脳社会」岡田斗司夫著
1995年出版
もうね、25年以上前に書かれた本とは思えない。
今読んでも今のことが書かれてる。今の時代を経験した感想かな?くらいに。
(大げさだけどそれくらいの衝撃があった)
編集の仕方や言葉のチョイスが古い感じはあるけど。
1995年なんて私はまだ小学生でバブル期の名残もあり携帯電話も普及していなくて、家にあったパソコンのソフトは一太郎だったのに!!
意味不明のゴルフゲームばかりしてたのに!
これからは自由経済社会から自由洗脳社会に変化するパラダイムシフトのときで、これからは自由洗脳社会がやってくるって言ってる。25年も前に!
このときは岡田先生の予測を言ってるので自由洗脳社会と呼んでるけど、のちに評価経済社会と呼ぶようになる。そして「僕たちの洗脳社会」の改訂版として2011年に「評価経済社会」が出版される。それでも今から10年以上前!!なんか最近スピリチュアル系で地の時代から風の時代へと変化してて過渡期にあるって知ったばっかなのに、岡田先生ら25年以上前から予測していたなんて!!
岡田斗司夫のYouTubeで、今の経済は”評価経済社会”と呼ばれるように、
モノやお金が豊か=幸せ
ではなく、
人からの評価で幸福が決まる時代って。
人からの価値でその人の価値が決まるって。
(SNSのフォロワーや登録者数が基準、ということなのかなと理解している)
結局はお金なのかもしれないけど、評価が多ければ収入も高い気がする。
お金があっても評価を買えないところがそういうこと。
特に印象に残っているのは、アメリカの大手創業者等やこれからの流れの早い未来に対応できるのはSF好きかSF本をよく読んでいるかどうかってこと。
日本の企業のえらい人たちは(YouTubeでは孫正義の名を挙げていた)、SFを見ないから想像力が乏しく、大きな発展もなく世界と戦えない、的なことを言っていた。
産業革命のころ、誰もが信じがたいことを次々と機械化していくさまは当時の驚きはすごかったんだろうなぁと思うと同時に、あんな過去に例のない物体やモノを生み出す捉え方は確かに想像力がないと考えつかないと思う。
そういやさ、高度経済成長期に庶民に自動車が普及し始めたころに誰もが予想できなかった宙を行き交う高速道路という存在をマンガにした人の想像力はSFだと思う。
今や高速道路のない生活なんて考えられない。
手洗いしていた洗濯機やほうきではいてた掃除機、冷蔵庫も。
もっとさかのぼれば電話や電気や科学ってSFなんだね!
とにかく本の内容なんてほとんど覚えてないのだけど、25年以上前の執筆時の予想が今聞いても全然古くさくない。
あまりにおもしろかったので改訂版の「評価経済社会」も借りようと近所の図書館で検索したら蔵書にはないらしい。
「僕たちの洗脳社会」置いてんなら改訂版も置いとけよ!!
(そんなに気に入ったんなら買えよ)
隣町の図書館もなくて、隣の隣の町でやっとヒットしてすぐ借りにいきました。
借りて読んだけど、改訂版というか現代語訳版くらいでほぼ同じ内容だったのでパラパラめくって終わりました。
(買わなくてよかった笑)
おわり。
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